日本代表DF吉田麻也(33)はサンプドリアを退団して、シャルケへ移籍。13日の練習試合で新天地デビューを果たした。
吉田麻也はサンプドリアで構想外と伝えられる中、先月30日に契約満了により退団。ヴィッセル神戸や名古屋グランパスなどJリーグクラブからの関心、セリエA昇格組モンツァからオファーなどが報じられる中、今月5日にシャルケと1年契約を結んでいた。
そんな吉田麻也は先週からプレシーズントレーニングに参加。シャルケのフランク・クラマー監督は「ヨシダは完全なるプロフェッショナル。すぐにチームに溶け込んだ」と称賛すると、13日の練習試合・サレルニターナ戦での起用を明言していた。
そのサレルニターナ戦で吉田麻也は、4バックシステムにてDFマルチン・カミンスキ(30)とのセンターバックコンビで先発出場し、前半45分間のみプレー。落ち着いた守備で相手に決定機を一度も与えなかった。
ドイツメディア『WAZ』は「ヨシダは落ち着いた印象を与え、正確なサイドチェンジを見せた。しかし守備面ではあまりチャレンジすることはなかった」と吉田麻也のパフォーマンスを評価している。
そして「大きな見どころのない試合だった。前半は互いにコーナーを2度獲得。何本かシュートを放ったものの、決定機はシャルケに2度訪れただけだった。後半は、ボールがペナルティエリアに飛ぶことがほとんどなかった」と試合を総括。両者ともに攻撃面でのクオリティに欠けたと見解を示している。
なおシャルケはサレルニターナ戦後、ウディネーゼやトゥウェンテとの練習試合も予定。今月31日にDFBポカール1回戦でブレーマーSV(ドイツ5部)と対戦するほか、来月13日には2022/23シーズンのブンデスリーガ開幕節でボルシア・メンヒェングラートバッハと激突する。
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