ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)所属の日本代表DF板倉滉(25)が10日、練習試合でデビューを飾り、好パフォーマンスを発揮した。
板倉滉は今年5月末、マンチェスター・シティからのレンタル期間満了によりシャルケを退団。アイントラハト・フランクフルトやセルティックなど複数クラブによる争奪戦となる中、今月2日にボルシアMG加入が正式決定していた。
そんな板倉滉は10日、45分×2本形式による1860ミュンヘン(ドイツ3部)との練習試合で先発出場。前半は中盤センターのポジションでプレーすると、後半キックオフからディフェンスラインの一角にポジションを変更。86分までピッチに立ちつづけ、6-0と無失点での勝利に大きく貢献している。
ドイツ紙『ビルト』は「ボルシアMGは1860ミュンヘンにチャンスを与えなかった」と前置きした上で「イタクラは“6番”のポジションで多くのデュエルを制してボールを奪い、説得力のあるプレーを見せた」と絶賛している。
くわえて「(この練習試合の勝利は)イタクラとって、ささやかな償いでもあった。シャルケ時代の彼は昨季、DFBポカールの1860ミュンヘン戦でまさかの敗北を喫していたのだ」と言及。同選手が昨年10月26日、DFBポカール(ドイツ国内カップ戦)2回戦・1860ミュンヘン戦でフル出場したものの、シャルケを勝利に導けなかった過去に触れている。
なおボルシアMGは、13日にFCヴィクトリア・ケルン(ドイツ3部)との練習試合を控えているほか、今月31日にはDFBポカール1回戦でSVオーバーアハーン(ドイツ5部)と対戦。来月13日には2022/23シーズンのブンデスリーガ開幕節でシャルケと激突する。新天地で早速アピールに成功した板倉滉の今後に注目が集まる。
コメントランキング