Jリーグ V・ファーレン長崎

長崎、カリーレ新監督の教え子獲得確実か!中東クラブ退団で無所属に

クライソン・ビエイラ 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎は、ファビオ・カリーレ新監督の教え子であり、サウジアラビア1部アル・ファイサリー・ハルマに所属するFWクライソン・ビエイラ(27)の獲得をほぼ確実にしたようだ。10日、ブラジルメディア『Fanaticos』が伝えている。

 身長166cmで左ウイングを主戦場とするクライソンは、ポンチ・プレッタやECバイーア、コリンチャンスなどブラジル国内の複数クラブでプレー。2017年5月から約2年半のコリンチャンス在籍期間には、現在V・ファーレン長崎を率いるファビオ・カリーレ氏の指導を受けていた。

 そんなクライソンは今年1月にECバイーアを退団し、アル・ファイサリーへ移籍。加入からリーグ戦4試合つづけて左ウイングで先発出場していたものの、3月以降は出場機会が激減。リーグ戦13試合中5試合に先発出場に終わり、クラブも2022/23シーズンの2部降格が決まると、先月末をもって契約満了により退団している。

 『Fanaticos』は「クライソンはブラジル2部クルゼイロと交渉していた。ここ数日で合意に近づいていたが、V・ファーレン長崎が争奪戦に加わると状況が一変した。クルゼイロにとって非現実的と考えられる条件を提示しており、合意間近に迫っている」と報道。カリーレ新監督からの要望により、V・ファーレン長崎が同選手の獲得に動いたこともあわせて伝えている。

 またブラジルメディア『Radio Caxias』が伝えるところによると、ブラジル1部ECジュベントゥージもクライソンにコンタクトをとった模様。しかしV・ファーレン長崎が好条件を提示していることもあり、取引成立は難しいという。

 なおV・ファーレン長崎は、先月12日にカリーレ氏の監督就任を公式発表。かつて2017年にコリンチャンス指揮官としてブラジル1部を優勝したこともあり、当時コリンチャンスに在籍していたジョーの獲得に動く可能性が一時ブラジル国内で報じられていたが、現在は音沙汰がない状況となっている。