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酒気帯び運転・邦本宜裕に2カ月の出場停止処分。ACL決勝Tなど欠場確定

邦本宜裕 写真:Getty Images

 かつてアビスパ福岡でプレーし、現在Kリーグ1(韓国1部)全北現代に所属するMF邦本宜裕(24)は8日、酒気帯び運転で逮捕。韓国プロサッカー連盟から60日間の活動禁止処分を科された。9日、韓国紙『朝鮮日報』が伝えている。

 邦本宜裕は今月8日未明、全羅北道のチョンジュ市内で酒を飲んで車で自宅へ帰る途中、警察に摘発。現地警察当局は「全北現代の日本人選手が飲酒運転で逮捕され、捜査後に帰宅した」と声明を発表していた。

 また全北現代も「クニモトは8日早朝に酒気帯び運転で摘発された。クラブはクニモトが飲酒運転で摘発されたことを確認した後、規則に従い、ただちに韓国プロサッカー連盟に報告した。今後、関係性を把握し、適切な処分を行う予定だ」と発表。事実関係を把握した上で同選手に処分を科す方針を打ち出していた。

 すると韓国プロサッカー連盟は邦本宜裕に対して、60日間の活動禁止処分を科すことを発表。これにより8月18日開催のAFCチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦の大邱FC戦をはじめ複数試合の欠場が確定した。

 また今回の活動禁止処分は、社会的なスキャンダルを引き起こしたり、Kリーグの価値を損なうような不祥事を起こし、短期間で賞罰委員会の審議が困難な場合の暫定措置であり、今後さらなる厳罰を科す可能性があるという。

 なお邦本宜裕は2014年9月、素行不良により浦和レッズの下部組織を退団。2017年5月19日にはクラブ内の秩序を乱す行為があったとして、アビスパ福岡を契約解除により退団している。

 そして2018シーズンから2年間にわたり、韓国2部の慶南FCでプレー。2020年から全北現代に在籍しており、今季はここまでリーグ戦20試合中13試合の先発出場で4ゴール1アシストをあげている。また、先月はリーグ戦全3試合に先発出場して2ゴールをマーク。Kリーグ1の月間MVP候補にノミネートされていた。