かつてアビスパ福岡でプレーし、現在Kリーグ1(韓国1部)全北現代に所属するMF邦本宜裕(24)は、酒気帯び運転により現地警察に逮捕されている。そんな邦本宜裕が韓国国内で結果を残していることもあり、元浦和レッズのFWエスクデロ競飛王(33)は同選手の日本代表選出を望んでいるようだ。
邦本宜裕は浦和レッズの下部組織やアビスパ福岡、韓国2部の慶南FCをへて2020年から全北現代に在籍。今季はここまでリーグ戦20試合中13試合の先発出場で4ゴール1アシストをあげている。また、先月はリーグ戦全3試合に先発出場して2ゴールをマーク。Kリーグ1の月間MVP候補にノミネートされていた。
しかし同選手は今月8日未明、全羅北道のチョンジュ市内で酒を飲んで車で自宅へ帰る途中、警察に摘発。現地警察当局は「全北現代の日本人選手が飲酒運転で逮捕され、捜査後に帰宅した」と声明を発表しているほか、全北現代も事実関係を把握した上で処分を科す方針を打ち出している。
その中、タイ2部のチエンマイ・ユナイテッドFCに所属するエスクデロ競飛王は8日、自身のツイッターアカウントを更新。邦本宜裕の活躍ぶりに対して「代表で見たい。韓国の1番強いチームでスタメンでずっと出場するだけでも凄いのに、月間MVPの活躍まで」、「Jugador con mucho talento y futuro. No veo la hora que juegue en la selección de Japón(とても才能があり、将来有望な選手。日本代表でプレーするのが待ち遠しい)」とツイートするなど、今月開催のEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)での日本代表選出を望んでいる。
なお邦本宜裕は2014年9月、素行不良により浦和レッズの下部組織を退団。2017年5月19日にはクラブ内の秩序を乱す行為があったとして、アビスパ福岡を契約解除により退団している。また同選手は年代別代表選出経験を持っているが、これまで一度もA代表に招集されていない。
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