北海道コンサドーレ札幌を昨季限りで退団したFWジェイ・ボスロイド(40)が7日、自身のツイッターアカウントを更新。アビスパ福岡所属のスペイン人FWフアンマ・デルガド(31)に対するジュビロ磐田所属の東京五輪ブラジル代表DFリカルド・グラッサ(25)の問題行動について自身の見解を述べた。
フアンマは今月6日、明治安田生命J1リーグ第20節・ジュビロ磐田戦で69分から途中出場。一方のグラッサは終盤の87分からプレーしていた。ただグラッサがピッチに立った直後、味方選手に対するファウルでフアンマがグラッサに詰め寄る。するとグラッサは、フアンマの目の前で自らの鼻付近で右手を払うような仕草を見せていた。
この両選手のエキサイトをうけて、主審は90分にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による確認を実施。ただ両選手に警告を与えることなく、試合を再開していた。
グラッサのフアンマに対する仕草はツイッター上で拡散されると、Jリーグファンから「侮辱行為で退場じゃないのか」、「差別行為に当たるだろ」とグラッサへの批判や、主審の判定に対する疑問の声が上がっていた。
その中、ジェイはグラッサのフアンマに対する行為について「一種の侮辱ではあるけど、人種差別ではないよ!」と投稿。その上で「サッカー協会が選手を罰したいのであれば、それは良いことだね。特に日本はとても礼儀を重んじる国だから、今回のことは日本の価値観のひとつに反するものだ」と、Jリーグから何らかの処分が科されても問題にはならないと見解を示した。
なおこの一戦は、アビスパ福岡が1-0でジュビロ磐田に勝利。アビスパ福岡は勝ち点を「23」まで積み上げて12位に浮上した一方、ジュビロ磐田は依然としてJ2入れ替え戦圏内の16位に沈んでいる。
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