明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は29日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の解任を公式発表。この今季2度目の監督交代に対して、元日本代表MF本田圭佑(35)の実兄であり、本田圭佑など多くの日本人選手の代理人を務める本田弘幸氏(38)が自身の意見を述べた。
ヴィッセル神戸はは今季開幕から黒星が先行すると、3月下旬に三浦淳寛監督を解任。4月上旬にミゲル・アンヘル・ロティーナ氏を招へいしていた。ロティーナ体制のもとでは、AFCチャンピオンズリーグ東地区グループステージを突破。先月14日の第13節・サガン鳥栖戦では今季リーグ戦初白星をあげていたが、その後はリーグ戦6試合を戦って1勝1分4敗と苦戦していた。
ヴィッセル神戸幹部は、リーグ戦18試合を終えて最下位に沈んでいる現状を踏まえてロティーナ監督解任を決断。後任監督に吉田孝行氏を起用するとともに、J1残留を明確な目標として掲げている。ただ、このわずか3カ月で監督交代には、ヴィッセル神戸サポーターやJリーグファンから、クラブ経営陣に対する批判の声が数多く上がっている。
その中、本田弘幸氏は先月30日に自身のツイッターアカウントを更新。「神戸監督の解任歴を確認したが、世界からすると不思議ではない数字。プロとしての責任と結果をより求められていると言う事で妥当な基準。時間が与えられるならば、どの監督も一定の結果を出す」と投稿し、ヴィッセル神戸幹部の監督に対する要求が世界基準であると見解を示している。
また、かつて本田圭佑が2020年に所属していたブラジル1部ボタフォゴFRについて「ちなみに2020年のボタフォゴは、1年7人の監督。それは度が過ぎて翌年から年一回?の規制が導入されたが」とコメント。ブラジル国内での監督解任事情にも触れている。
本田弘幸氏は、日本代表MF守田英正(27)のスポルティング移籍を手掛けたほか、FC東京に所属していた日本代表日本代表DF小川諒也(25)の海外挑戦を実現させている。世界で活躍する日本人選手とのパイプを持っているだけに、監督に対するJリーグクラブの要求度合いが世界基準に達していないと考えているようだ。
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