レアル・マドリードが保有権を持つ日本代表MF久保建英(21)は、2021/22シーズン限りでRCDマジョルカを退団することがほぼ確実とみられていたが、再レンタルにより残留する可能性が浮上している。1日、スペイン紙『マルカ』が報じた。
久保建英は昨年8月、レアル・マドリードからRCDマジョルカへレンタル移籍。元日本代表指揮官であるハビエル・アギーレ氏の監督就任以降ベンチ要員になったこともあり、現地の複数メディアは今夏退団を予想していた。
また、マジョルカは久保建英のレンタル期間延長の場合、レアル・マドリードに対して追加で300万ユーロ(約4億1000万円)を支払う必要がある模様。この高額のレンタル料も同選手退団を後押しする要因とみられていた。
そんな久保建英は、2022/23シーズンのレアル・マドリードで構想外であるとのこと。レアル・ソシエダが同選手の完全獲得に向かっているが、レアル・マドリードはあくまでもレンタルでの放出、または買い戻し条項の付帯を求めており、両者の議論は平行線をたどっている。
その中、マジョルカのアルフォンソ・ディアスCEO(最高経営責任者)は日本国内で2022/23シーズンのユニフォームを発表。そのイベントで久保建英の去就について問われると「タケ(久保建英)と新たな契約を交わす可能性は除外していない」と発言。先月30日にレンタル期間が満了を迎えたものの、再レンタルの可能性があることを示唆した。
なおマジョルカは、今月4日から2日間にわたりメディカルチェックを行い、12日まで地元でトレーニングを実施。13日から23日にかけてオーストリアでトレーニングキャンプを行うほか、トレーニングマッチを3試合行う予定となっている。
およそ4か月後にFIFAワールドカップ・カタール大会を控えているだけに、久保建英本人としては一刻も早い去就決着を望んでいるかもしれない。
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