Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋・齋藤学の獲得決定的も…韓国1部監督が現状説明「コロナ問題で…」

齋藤学 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスに所属する元日本代表FW齋藤学(32)は、Kリーグ1(韓国1部)水原三星への完全移籍がほぼ確実とみられている。その中、水原三星のイ・ビョングン監督が同選手の状況を明かした。25日、韓国メディア『インターフットボール』が伝えている。

 齋藤学の去就については、水原三星への完全移籍に向かっていると今月13日に日本国内の一部メディアが報道。同選手は水原三星と半年契約を結ぶとみられているが、24日まで続報がなかった。

 その中、イ・ビョングン監督は25日の記者会見で今夏の補強計画に言及。リーグ戦で12クラブ中8位に低迷している現状を受けて、外国籍選手の入れ替えを検討していることを明かしている。

 また、獲得が確実と伝えられている齋藤学については「日本からやって来たマナブとは契約を結んでいるが、コロナの問題で合流できていない」と説明。選手本人が新型コロナウイルスに感染した可能性への言及はなかったものの、現時点ではチーム合流の見通しが立っていないことを明かした。

 水原三星は今季開幕から4月はじめまでの9試合でわずか1勝と、開幕スタートダッシュに失敗。5月5日に首位・蔚山現代相手に勝利したものの、直近5試合で2分3敗と再び苦戦を強いられている。また、リーグ戦18試合を終えた時点で、チーム全体のゴール数がリーグ最少の「13」にとどまっている。

 なお、齋藤学は横浜F・マリノスや愛媛FC、川崎フロンターレをへて、2021年から名古屋グランパスでプレー。昨季はスーパーサブとしてJ1リーグ24試合に出場していたが、今季はここまでリーグ戦でわずか3試合の出場にとどまっており、5月以降はリーグ戦全試合でベンチ外となっている。