日本代表DF中山雄太(25)は、今月末をもってPECズヴォレを契約満了により退団することが確実となっているようだ。20日、オランダメディア『FC UPDATE』が伝えている。
中山雄太は2019年1月に柏レイソルからエールディビジ(オランダ1部)PECズヴォレへ完全移籍。2020/21シーズンにレギュラー定着すると、2021/22シーズンもリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。主力選手として活躍していたものの、クラブはリーグ最下位に終わり、2部降格が決まっている。
PECズヴォレのマイク・ビレムスTD(テクニカルディレクター)は今年4月末、「(今年6月に契約満了を迎える選手たちの残留の可能性について)あてにしていない。ブラム・ファン・ポーレンのようなクラブを象徴する選手は、PECが最後のクラブになるだろう。ただ、ユウタやペッレ(・クレメント)のような選手はそうではない。私もそれは理解している。彼らが野心を抱いていなければ、良くないことだからね」とコメント。今月末で契約満了を迎える中山雄太ら複数選手の慰留に努めない方針を明かしていた。
その中、『FC UPDATE』はEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のクイーンズ・パーク・レンジャーズFCが、PECズヴォレからDFケネト・パール(24)をフリートランスファーにより獲得したと報道。
その上で「パールは、PECズヴォレで降格を経験し、退団した多くの選手のひとりだ。パール以外にもナカヤマ、ペッレ・クレメント、マイケル・ファン・デル・ヴェルフ、リコ・シュトライダーとかなり多くの選手がフリーでPECズヴォレを去る」とし、中山雄太らの退団が既定路線との見方を示した。
なお、中山雄太には今年3月末にセリエA(イタリア1部)のジェノアとボローニャからの関心が伝えられていた。ただ、ジェノアは2022/23シーズンをセリエBで戦うため、今夏の移籍市場で外国籍選手の獲得が不可能となっている。
またオランダ国内では、エールディビジ4位のトゥウェンテが同選手を獲得にむけてPECズヴォレ側にコンタクトをとったと今年4月に報じられている。
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