CDサンタ・クララ所属のMF守田英正(27)は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のスポルティングCPへの完全移籍が秒読み段階となっている。その中、ポルトガル紙『O JOGO』が同選手とスポルティングCPの契約内容を報じた。
スポルティングCPとCDサンタ・クララは今年3月に守田英正の獲得交渉を始めたと伝えられると、先月末には「移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)」という条件で大筋合意。先週にはスポルティングCPが早期取引成立にむけて移籍金を380万ユーロ(約5億1000万円)まで増額したと報じられていた。
一方でポルトガル紙『A BOLA』は今月中旬、スポルティングCPがCDサンタ・クララ側の移籍に関する手続きが遅れていることにより、守田英正からターゲットを変更する可能性があると報道。CDサンタ・クララの経営権が中国の投資グループに移行する見通しであることを理由に、一時は守田英正の移籍交渉が白紙になる可能性が取り沙汰されていた。
それでもポルトガル紙『レコルド』は今月21日、守田英正がスポルティングCPと4年契約を結ぶことが決定的になったと報道。CDサンタ・クララの経営権取得が見込まれる中国の投資グループも同選手の放出を容認したと伝えられていた。
『O JOGO』は守田英正とスポルティングCPの契約内容について、4500万ユーロ(約61億4000万円)の契約解除条項が設定されたと報道。また、ポルトガル紙『レコルド』は移籍手続きがほぼ完了していると伝えた上で、公式発表の時期を日本代表の国際親善試合終了後と予想している。
なお、『A BOLA』は今月25日に「モリタは今シーズン終了後、日本代表の活動に専念している。しかし、スポルティングCP移籍間近であることをうけて、今週にも再びポルトガルへ向かうかもしれない。日本サッカー協会(JFA)は5月30日からトレーニングに合流することを許可している」と伝えていた。
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