明治安田生命J1リーグのアビスパ福岡に所属するブラジル人FWルキアン・アラウージョ(30)は、ジュビロ磐田時代のパフォーマンスが影を潜めている。その中、同選手の批判に対する反応やプロフェッショナルな姿勢が反響を呼んでいる。
ルキアンは昨季、J2リーグで22ゴールをマーク。リーグ得点王のタイトルを獲得すると、シーズン終了後にジュビロ磐田からアビスパ福岡へ完全移籍していた。しかし、移籍1年目の今季はJ1リーグでわずか2ゴールと苦戦。4月29日の第10節・京都サンガ戦以降はスタメンでの出場機会が減少している。
それでも同選手は25日の第15節・名古屋グランパス戦でJリーグ通算100試合出場を達成。この節目の記録を祝う声が多い中、とあるSNSユーザーから「博多の街から早く出ていけ!」と批判を受ける。
するとルキアンはこの批判投稿を引用リツイートした上で、「イイね」の絵文字で反応。そして「まず、温かいメッセージを下さったサポーターの皆さんに感謝します。私は落ち着いています。批判を気にしていたら、今頃は日本にいなかっただろうし、サッカー選手になれなかったと思います。今回のリツイートは、自分のモチベーションの材料として記録する為にしただけです。私は誰よりも自分の能力を信じ、日々成長するために取り組んでいます」
「私は落胆したり、自分を信じていない日がくる事はありません。努力をしてここまで辿り着くことに成功する選手は少ないです。だから今までやってきたことは無駄ではありません。常にベストを尽くすことに集中しています。私は何よりプロであり、ここ福岡や他のどこに行っても、、常にベストを尽くすことを意識して練習や試合に臨みます!」(原文ママ)と、プロサッカー選手としてのぶれない姿勢を綴ったのだ。
これにアビスパ福岡サポーターやJリーグファンは「一緒に頑張ろう」、「これからも応援する!」と励ましのメッセージを数多く寄せているほか、「ルキアン大人だね」、「誠実さに感動!」という声も上がっている。
なお、アビスパ福岡は28日に浦和レッズ戦を控えている。ここまで思うようにゴールネットを揺らせていないだけに、ルキアンが目覚める瞬間をサポーターは待っているはずだ。
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