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吉田麻也、サンプ退団報道に「一番大切なのは家族」W杯へ意気込みも

吉田麻也 写真:Getty Images

 サッカー日本代表は今年11月、FIFAワールドカップ・カタール大会に臨む。その日本代表キャプテンのDF吉田麻也(33)がカタールW杯への意気込みや語るとともに、サンプドリア退団が噂される中での今後のキャリアプランも明かした。

 吉田麻也は昨年の東京五輪にオーバーエイジ枠で出場。キャプテンとしてU24日本代表をけん引し、ベスト4入りに大きく貢献していた。また、A代表では通算100試合以上に出場。カタールW杯アジア最終予選でも10試合中8試合でキャプテンマークを巻きフル出場していた。

 同選手はイタリアメディア『Rivista Contrasti』のインタビューに対応。カタールW杯での目標を聞かれると「今回は(欧州の)シーズンの真っただ中に行われます。それに屋内でプレーするので、不思議な感じがしますね。サッカーの歴史であまりないことですけど、最後まで全力を尽くしたいと思っています」と語っている。

 そんな吉田麻也は2020年からサンプドリアでプレーしているが、監督交代をきっかけに出場機会が減少。今年4月以降はスタメンでの出番がほとんどなく、今季限りでのサンプドリア退団が濃厚とみられている。

 その中、今後のキャリアについて「もうすぐ34歳になりますけど、また最高のレベルでプレーしたいと強く思っていますし、ここでの僕の仕事はまだ終わっていません。ワールドカップでもう一度プレーできることを考えると、うれしくてたまらないですよ。ただ、僕の人生の中で一番大切なのはもちろん家族です。僕のそばには、特別な人たちがいるんです」とコメント。トップレベルの舞台でプレーすることを望む一方で家族の意向を最優先することを明かした。