日本代表DF板倉滉(25)は今季限りでのシャルケ退団が濃厚と伝えられているが、すでに複数クラブが同選手の獲得を検討しているようだ。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』ドイツ版が報じた。
板倉滉は昨年8月にマンチェスター・シティからシャルケへ1年レンタルにより加入。ドイツ2部リーグでほぼ全試合に先発出場すると、守備陣の中心選手としてシャルケのリーグ優勝やブンデスリーガ昇格に大きく貢献。シャルケ幹部はブンデスリーガ昇格時に同選手の完全獲得に向かうことを示唆していた。
しかし、ドイツ紙『ビルト』は今週はじめに「シャルケはブンデスリーガに復帰したものの、彼を引き留めるだけの資金がないようだ。買い取りオプションは590万ユーロ(約7億9800万円)に設定されている」と報道。買い取りオプションの行使期限が今月31日までと伝えられる中、板倉滉の完全獲得が難しいという見方を示していた。
すると『スカイスポーツ』も『ビルト』と同様の見解を披露。その上で「すでにブンデスリーガから3クラブが関心を示すなど、イタクラに対する問い合わせが多い。一方、シャルケはレンタル期間の延長を望むことはできない。保有元のマンチェスター・シティはイタクラを売却してお金を稼ぐことを望んでいる」と伝えている。
板倉滉には以前もブンデスリーガやEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)所属複数クラブからの関心が伝えられていた。さらにセルティックの専門サイト『67 HAIL HAIL』は今月17日、昨夏につづきセルティックが同選手の獲得に乗り出す可能性を主張している。
一方、選手本人は今年2月に『ビルト』のインタビューで「ここの居心地は良いですし、長い期間シャルケでプレーしたいと思っています。ただ、僕ひとりの決断で決められることではないですね」とシャルケ残留の意思を明かしていた。
コメントランキング