アイントラハト・フランクフルト所属のMF鎌田大地(25)は日本代表での序列低下が噂されていた。それでも本人は今年11月にFIFAワールドカップ・カタール大会を迎える中、強気のコメントを残しているようだ。
鎌田大地は昨年10月12日のオーストラリア戦以降カタールW杯アジア最終予選で出番がなく、今年3月開催の2試合では負傷離脱していないにもかかわらず落選。日本国内のサッカーファンからは森保一監督の選考に対して疑問の声が上がっていたが、6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップ計4試合のメンバーには名を連ねた。
一方、今季のブンデスリーガでは全34試合中32試合に出場して4ゴール3アシストをマーク。UEFAヨーロッパリーグでは準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦の追加点アシスト、準決勝1stレグ・ウェストハム・ユナイテッド戦の決勝ゴールなど、本来のパフォーマンスを発揮。今月18日の決勝・レンジャーズ戦でもフル出場し、タイトル獲得に大きく貢献していた。
ドイツ紙『ビルト』が今月22日に伝えたところによると、同選手は日本代表での立ち位置について「フランクフルトよりもレベルの高いクラブでプレーしている日本代表の選手は2、3人くらいだと思っています。だから(フランクフルトでEL優勝を果たした)今は、自分が起用されることは珍しいことではないと思いますね」と語っていたとのこと。欧州の舞台で結果を残したことが自信になっているようだ。
なお、日本代表は6月2日にパラグアイと対戦すると、6日には国立競技場でFIFAランキング1位のブラジルと激突。その後は4か国によるトーナメント方式のキリンカップサッカー2022でガーナ代表と顔を合わせるほか、チュニジアとチリのいずれか一方と対戦する。
トッテナムやセビージャなど複数クラブからの関心が伝えられている鎌田大地。今季終了後のステップアップ移籍が濃厚とみられる中、カタールW杯にむけての強化試合で自身の持ち味を存分に発揮することが期待される。
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