元アビスパ福岡指揮官のファビオ・ペッキア氏は、2021/22シーズンにクレモネーゼを率いてセリエA(イタリア1部)昇格を果たしたがシーズン終了後に退団。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』など複数メディアが同氏の新天地について報じている。
現在48歳のペッキア氏はアビスパ福岡やユベントスU23を率いると、昨年1月にクレモネーゼの監督に就任。2020/21シーズンの後半戦で9勝6分6敗と、セリエB(イタリア2部)残留争いに巻き込まれていたチームを立て直すと、今季は序盤から好調を維持。20勝9分9敗のリーグ2位でシーズンを終えてセリエA昇格を果たしていた。
しかし、クレモネーゼは今月20日になってペッキア監督の退任を公式発表。同監督は「私はクレモネーゼを去ることを決意し、穏やかさと感謝の気持ちを持って実行する。セリエAまで上り詰めたこの素晴らしいプロフェッショナルな経験に終止符を打ちたいという私の気持ちを、嫌々ながらも受け入れてくれたアルヴェディ会長に感謝している」とコメントを残し、自らの意思でクレモネーゼを離れることを明かしていた。
するとイタリアメディア『メディアセット』は「ペッキアは来シーズン、ガブリエレ・シオフィ監督の後任としてウディネーゼと合意に近づいているため、クレモネーゼとの関係を終わらせたのだろう」と報道。そして『コリエレ・デッロ・スポルト』はウディネーゼの他にサンプドリアやセリエBのパルマも同氏の招へいに興味を示していると伝えている。
なお、ペッキア氏は過去にナポリやレアル・マドリード、ニューカッスル・ユナイテッドでアシスタントコーチとしてラファエル・ベニテス監督に従事。2016/17シーズンから2年間にわたりエラス・ベローナを率いると、アビスパ福岡やユベントスU23でも指揮を執っていた。
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