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鎌田大地に“ミスターEL”の称号!フランクフルト幹部「彼の特徴は…」

鎌田大地 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(25)は、今月18日開催のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝・レンジャーズ戦の招集メンバーに名を連ねた。同選手は欧州の舞台で結果を残しているこもあり、注目を集めている。

 鎌田大地は今季、ブンデスリーガ全34試合中32試合に出場して4ゴール3アシストをマーク。UEFAヨーロッパリーグはここまで11試合中10試合の先発出場で5ゴールと結果を残している。

 そのUEFAヨーロッパリーグでは、先月14日開催の準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦では敵地カンプ・ノウで追加点をアシスト。そして先月28日の準決勝1stレグ・ウェストハム・ユナイテッド戦でも決勝ゴールをあげるなど、チームの決勝進出の原動力となっている。

 ドイツメディア『RTL』は17日、EL決勝で注目すべき選手として鎌田大地やセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(29)など5選手をピックアップ。「ブンデスリーガでは95試合で11ゴール、ヨーロッパリーグでは22試合で同じ数のゴールをあげている。この統計を見れば、なぜこの日本人がフランクフルトで『ミスター・ヨーロッパカップ』という名誉ある称号を手にすることができるのかが一目瞭然だろう」

 「今シーズン、カマダはフランクフルト所属選手として欧州カップ戦で5ゴールをあげ、ヨーロッパリーグ史上最高のアジア人ゴールゲッターとして歴史に名を刻んだのである」

 「マルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)は、ピッチ上の危険な場所を見分ける確かな勘を持つカマダについて『彼は特に、ギャップを埋めるのがうまい。そして新しい攻撃的なアクションを起こす。それが彼の特徴だ』と語っている」と鎌田大地の特徴や欧州カップ戦との相性の良さを解説している。

 そして同選手の去就について「(マルティン・)ヒンターエッガーやコスティッチと同様、カマダの将来についてもさまざまな憶測が飛び交っている。ひとつだけはっきりしているのは、2023年6月に満了を迎える契約を延長しないのであれば、この夏には売却されるはずだということだ」と見解を述べている。

 なお鎌田大地にはセビージャからの関心が伝えられているほか、リーズ・ユナイテッドなど複数クラブのスカウト陣がEL準決勝2ndレグ・ウェストハム戦で同選手の視察に訪れたと報じられている。