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日本代表MF守田英正(27)はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララからスポルティングCPへの完全移籍がほぼ確実とみられている。そんな守田英正は今年1月にイングランド移籍の機会に興味を示していなかったようだ。12日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。
守田英正に対しては昨年8月以降、スュペル・リグ(トルコ1部)のフェネルバフチェやガラタサライ、プリメイラリーガの強豪ポルト、EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のハル・シティなど複数クラブからの関心が伝えられていた。
その中、ポルトガル国内の複数メディアが今年3月、CDサンタ・クララとスポルティングCPの交渉開始を報道。CDサンタ・クララのリカルド ・ パチェコ会長が先月末に「交渉は良い方向に進んでいると思う」とコメントを残すと、「移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)」という条件で大筋合意に達したと報じられている。
また、ポルトガル紙『レコルド』は両クラブによる取引完了の時期について「近日中に当時者間の合意が成立するものと思われる。スポルティングCPは今季最終戦でCDサンタ・クララを迎え撃つが、モリタを獲得するために複数の詳細な条件を設定する必要がある」と伝えていた。
その中『O JOGO』は守田英正がスポルティングCP移籍にこだわった理由について「モリタは今年1月にチャンピオンシップ(イングランド2部)に向かう機会があったが、スポルティングCP(のオファー)を待つことを好んだ」
「ハル・シティが興味を持っていると聞いたとき、イングランドの扉は開いていた。しかし、彼は(イングランド移籍で)多くの収入を得られることを知っていたにもかかわらず、ハル・シティと契約する努力をしなかった。タイトル争いやチャンピオンズリーグに参加する可能性を優先させた」と説明。年俸等の条件面よりも欧州カップ戦に出場するチャンスを求めたと主張している。
なお、『O JOGO』はスポルティングCP移籍による守田英正の年俸額の変化について「スポルティングCPへ移籍するために、1シーズンあたり20万ユーロ(約2700万円)を諦めた」と今月はじめに報じていた。スポルティングCPはすでに今季リーグ戦を2位で終えることが確定。来季のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージに参戦することが決まっている。
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