明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、デンマーク1部のオールボーBKに所属するデンマーク人DFラスムス・テランダー(30)の獲得に動いているようだ。12日、デンマークメディア『Transfervinduet』が伝えている。
身長191cmの大型センターバックであるテランダーは、ギリシャ1部のパナシナイコスやスイス1部のFCチューリッヒ、オランダ1部のフィテッセに在籍。フィテッセで構想外となり、2019年8月にフィテッセからオールボーBKへ完全移籍している。
そのオールボーBKでは加入1年目から公式戦24試合に出場すると、昨季も守備陣の中心選手として活躍。今季はデンマーク1部リーグのレギュラーシーズン22試合中21試合でキャプテンマークを巻きフル出場。先月に開幕した上位6クラブによる優勝プレーオフでも5試合つづけてフル出場していたが、今月に入ると全試合でベンチ外となっていた。
その中、『Transfervinduet』はテランダーの去就について「テランダーはアジアに向かうかもしれない。デンマーク人を大いに気に入っている浦和レッズが彼に興味を示している」と報道。同選手とオールボーBKの契約は今季終了後の今年6月までとなっており、契約満了間近のタイミングで浦和レッズとの交渉を開始したという。
ただ、テランダーは今年1月にデンマーク1部の強豪FCコペンハーゲンへの移籍が噂されていたとのこと。『Transfervinduet』は「(浦和レッズにとっての)問題は、この夏もFCコペンハーゲンが関心を示すかどうかである」と争奪戦に発展する可能性を指摘している。
浦和レッズには現在、元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(29)、デンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)、元スウェーデン代表MFダヴィド・モーベルグ(27)、オランダ人FWアレックス・シャルク(29)と4名の外国籍選手が在籍している。西野努テクニカルダイレクターのもと欧州色を強める浦和レッズが、再びデンマーク人選手を獲得することはあるのだろうか。
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