明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスに所属するポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(29)は今月6日にインスタグラムを更新。その投稿内容が名古屋グランパスサポーターの間で注目を集めている。
同選手はポーランド代表の一員としてEURO2020に臨んだ後、昨年7月に名古屋グランパスへ完全移籍。昨季はJ1リーグで14試合に出場して7ゴールをあげたほか、YBCルヴァンカップ優勝に貢献していた。しかし、昨年10月17日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝・浦項スティーラーズ戦後のドーピング検査で陽性と判定。今年5月7日時点でアジアサッカー連盟(AFC)からの最終的な処分内容は発表されておらず、現時点でも暫定措置としてすべてのサッカー活動が禁止されている。
またポーランドメディア『インテリア・スポーツ』は今年2月、シュヴィルツォクが名古屋グランパスと2024年1月までの複数年契約を結んでいる上、高額年俸を受け取っていると報道。その上で「日本のクラブでの彼の将来はほとんど不透明であり、複雑な状況だ。この冬でクラブを取り巻く状況は大きく変わった。新しい人物が加わり、高額の契約を結んでいる選手がチームに別れを告げる可能性もある」と同選手の名古屋グランパス退団が濃厚という見解を示していた。
さらに日本国内の一部メディアは先月下旬、名古屋グランパスがハンガリー1部のフェレンツバーロシに所属する元ノルウェー代表FWトクマック・グエン(28)の獲得に向かっていると報道。一部の名古屋グランパスサポーターからはシュヴィルツォクの現状を心配する声が上がっていた。
その中、シュヴィルツォクはドーピング陽性に対する潔白主張以来、およそ5カ月ぶりにインスタグラムを更新。両手で巨大な魚を抱える自身の姿をアップするとともに「今季初ゴール」と一言コメントを残している。
この投稿をうけて、名古屋グランパスサポーターからは「元気そうで良かった!」、「更新していて嬉しい!」、「早く帰ってきてほしい」といった声がSNSで上がっている。ドーピング陽性判定に対する最終処分結果が出ない中、多くのファンがシュヴィルツォクの復帰を待ち望んでいるだろう。
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