フェイエノールト所属のオランダ人FWブライアン・リンセン(31)が、明治安田生命J1リーグの浦和レッズ移籍の噂に言及した。6日、アメリカ『ESPN』など複数メディアが伝えている。
身長170cmで右利きの同選手は2020年7月にフェイエノールトへ加入すると、移籍1年目の昨季はリーグ戦27試合の先発出場で8ゴール4アシストをマーク。今季もここまでリーグ戦31試合中25試合にスタメン出場して12ゴール8アシストと結果を残しているほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)でも予選2回戦からの全18試合中12試合で先発出場している。
また、フェイエノールトは先月28日開催のUECL準決勝1stレグ・オリンピック・マルセイユ戦で3-2と勝利すると、今月5日に2ndレグを0-0の引き分けで終えて決勝へ進出。リンセンは2試合ともに後半途中からピッチに立っていた。
そんなリンセンの去就については、オランダ紙『AD』が先月末に「浦和レッズが彼に関心を寄せている。フェイエノールトとの契約は2023年6月まで残っているが、日本のクラブは移籍金の支払いを望んでいる」と報道。
オランダメディア『FC UPDATE』は「リンセンは再び海外でサッカーをしたいことを公言しており、日本への移籍に前向きであるとみられる。フェイエノールトからは日本のクラブと話し合いをする許可を得ている」と伝えている。
その中、リンセン本人はマルセイユ戦後のメディアインタビューで「(浦和レッズ移籍の噂を)否定することはできるけど、何かが起こっていることは確かだ。実現するかどうかはまだ分からないけどね」と語っている。
そしてUECL決勝まで勝ち進んだことをうけて「今はこの試合(UECL決勝戦)のことだけに集中している。一生に一度のことだし、心からそう思っているんだ」とコメント。自身の去就報道が飛び交う中、フェイエノールトでのタイトル獲得にむけて全力を尽くす姿勢を見せている。
なお、フェイエノールトは2001/02シーズンのUEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)で優勝して以来、欧州カップ戦でのタイトル獲得から遠ざかっている。そしてリンセン自身もこれまでのプロキャリアでタイトルとは縁がない。今月25日に控えるローマとの一発勝負に向けて集中力を高めているはずだ。
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