かつてヴィッセル神戸でプレーしていた元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(36)が、今季限りでエクストラクラサ(ポーランド1部)のグールニク・ザブジェを退団する可能性が伝えられている。その中、ポドルスキ本人が自身の去就について語った。1日、ポーランドメディア『スーパーエクスプレス』が伝えている。
同選手はケルン、バイエルン・ミュンヘン、アーセナル、インテル、ガラタサライをへて2017年にヴィッセル神戸へ加入。ヴィッセル神戸では2年半にわたりプレーし、天皇杯優勝に貢献していた。そして2020年1月にスュペル・リグ(トルコ1部)のアンタルヤスポルへ移籍したものの出場機会を得られず、昨年7月にグールニク・ザブジェに加入していた。
そんなポドルスキは今季ここまでリーグ戦32試合中22試合に先発出場して7ゴール3アシストをマーク。前線でレギュラーに定着しているものの、ポーランドメディア『WP SportoweFakty』は「ポドルスキを待ち受ける未来が何であるか分かっていない。彼はグールニク・ザブジェでの引退を望んでいると言われていたが、状況は一変した」
「クラブの会長が以前のインタビューで語ったように、ポドルスキのグールニク・ザブジェ残留は、クラブの補強方針にかかっている。彼はクラブがリーグ中位に甘んじていることに不満を満足しておらず、何かを求めて戦うことを望んでいる」と伝えていた。
ポドルスキは先月30日のホームゲームで先発出場。すると、試合後にサポーターから同選手の残留を願う声が上がっていた。
そして本人は試合後のインタビューで「ファンのおかげでここにいるんだ。ここの雰囲気は最高だし、プレーするのも楽しいよ。もちろん、ファンが僕にチャントを歌ってくれたり、敬意を示してくれたりすると嬉しいね」とサポーターに対して感謝のメッセージを伝えるとともに「今後については、まだ何も決まっていない。どうなるか分からないよ」と去就に言及。
つづけて「頭と足が『もういい』と言うまで、プレーを続けたいんだ。これまでたくさんプレーしてきたけど、まだ終わっていない。今シーズンが終わってからどうなるか分からない。休養をとるかもしれないし、オファーが来るかもしれない。家族でじっくり考えなければならないね」とコメント。現役続行の意思を示したものの、現時点で来季の所属クラブが決まっていないことを強調している。
なお、グールニク・ザブジェはポドルスキの出身地であるポーランド南部にホームスタジアムを構えている。欧州やJリーグで実績が豊富なポドルスキがシーズン終了後にどのような決断を下すのか注目が集まる。
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