明治安田生命J1リーグのFC東京からCDサンタ・クララへレンタル移籍中のFW田川亨介(23)が、クラブ公式インタビューに出演。自身の現状やチームメイトの日本代表MF守田英正(26)との関係性について語った。
同選手は今年1月18日にFC東京から1年半レンタルによりCDサンタ・クララへ加入することが正式決定。2月1日のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第20節・ボアヴィスタ戦でデビューし、いきなりゴールをマーク。ただ、先月までは一度もスタメンに抜てきされず、7試合中4試合の途中出場と出番が限られていた。
しかし、今月10日の第29節・エストリル戦で移籍後初めて先発出場すると、今季2ゴール目をマーク。15日開催の第30節・アロウカ戦でも同点ゴールを決めると、23日の第31節・マリティモ戦では2ゴールをマーク。3試合つづけて得点をあげるなど、ここにきて調子を上げている。
CDサンタ・クララは28日、田川亨介のインタビュー動画をクラブ公式ツイッターアカウントにて公開。同選手はキャリア初の海外挑戦で感じたことを聞かれると「来た当初は環境に慣れることに必死だったんですけど、サッカーは楽しいですし(慣れるまでに)そんなに時間はかからなかったですね。違った環境で生活するのは自分の人生にとって良い経験になるのかなと思います」と環境面で問題を抱えていないことを明かす。
また、チームメイトの印象については「第一印象は、みんな色々なところから来ていますし、言葉だったり難しいですけどみんな明るくて優しく接してくれるので、人間関係であまり苦労していないかなと思います」と語っている。
そして田川亨介は「守田君に助けてもらっていますね。全部守田君のおかげですし、色々教えてくれるので、日本人選手がいて良かったと思っています」と守田英正との関係性にも言及。
最後にサポーターにむけて「残り3試合は自分がゴールを決めることを期待してほしいです。そしてチームが勝てるように自分が働きかけていきたいですね」とメッセージを送った。
一方でCDサンタ・クララは移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)と引き換えに守田英正を放出することでスポルティングCPと合意に達したと伝えられている。
チームメイトである守田英正のCDサンタ・クララ退団が秒読み段階となる中、来季の田川亨介は日本人選手がいない環境下で結果を残すことが求められるかもしれない。
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