明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズを率いるレネ・ヴァイラー監督が、地震発生時の恐怖を語った。21日、スイス紙『ブリック』が伝えている。
スイス人のヴァイラー氏は過去にスイス・スーパーリーグ(スイス1部)のグラスホッパーやニュルンベルク、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の強豪アンデルレヒトなどを指揮。2019年からエジプトの強豪アル・アハリを率いていたが、2020年10月に退団。しばらく無所属状態となっていたが、今季から鹿島アントラーズを指揮している。
そんなヴァイラー氏は今年3月中旬にチームに合流すると、15日に昭和電工ドーム大分で行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ第1節・大分トリニータ戦で初采配。翌日に関東地方へ戻ったところ、23時36分に福島県沖を震源とする強い地震に遭っていた。
ヴァイラー氏は『ブリック』のインタビューで「地震が来たとき、私はリビングにあるテーブルの下に潜り込んだ。初めて揺れる家を見たときは怖かった」と当時の状況を告白。また、来日後の住まいについて太平洋沿岸から2km離れた場所にあることを明かした上で「海沿いには住みたくなかったんだ。頻繁に地震が来るし、津波警報も出るしね」と語っている。
また、『ブリック』はヴァイラー氏が日本へ行く前、かつてヴィッセル神戸でプレーしていたスイス人のトーマス・ビッケル氏から地震に関する話を聞いていたことをあわせて紹介。ビッケル氏は1994年7月からおよそ3年間にわたりヴィッセル神戸に在籍していたが、1995年1月17日午前5時46分発生の阪神・淡路大震災を経験していた。
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