
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージは今月15日に開幕しているが、中国勢がここまで全試合で大敗を喫している。アジアサッカー連盟(AFC)は中国クラブが若手主体のメンバー構成で大会に臨んでいることを受けて、大会からの追放も検討しているようだ。18日、ベトナムメディア『SOHA』が伝えている。
中国スーパーリーグでは山東泰山、上海海港、広州FC、長春亜泰の4クラブが今季のACL出場権を獲得していた。しかし、長春亜泰は財政難の影響もあり先月1日にACLプレーオフ出場辞退が正式決定。くわえて上海海港は新型コロナウイルス感染拡大により上海市内がロックダウンとなっていることから、タイ遠征が不可能に。今月11日になって上海海港の参加辞退が公式発表されている。
また広州FCと山東泰山はACLグループステージに参戦しているものの、ほぼ全員が10代後半から20代前半と若手主体のメンバー構成に。中国メディア『新浪体育』は中国行政による新型コロナウイルス感染拡大対策の強化や国内リーグ戦との両立、遠征費負担などをふまえて主力選手をタイ遠征メンバーから外したと報じていた。
広州FCは15日開催のグループステージ開幕戦でジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア1部)相手に0-5で敗れると、川崎フロンターレとの一戦でも0-8と大敗。山東泰山は初戦で大邱FC(韓国1部)相手に0-7で敗れ、浦和レッズ戦でも0-5と完敗。主力選手が不在ということもあり、地力の差を見せつけられている。
その中『SOHA』は中国メディアの報道を引用して「山東泰山と広州FCの敗北はファンを失望させ、中国サッカー協会会長である陳秀元は面目を失った」と伝えている。そして中国勢2クラブが若手主体のメンバーでACLに参戦したことについて「AFCは中国サッカー協会の対応に満足していない。中国サッカー協会が国内クラブに対して、いまだにBチームを使ってACLに参加することを認めているとAFCは考えている」
「昨年は中国国内リーグとACLの日程が重なったため、中国サッカー協会はACLを戦うにあたり国内クラブがBチームを使用することを承認した。来年に関してはAFCが試合日程を調整する必要がある。また、AFCの代表は中国サッカー協会に対して、彼らがACLを尊重しない場合、中国クラブが棄権させると警告した」と説明。中国側の対応にAFC側が不満を抱いていることを伝えた。
なお、今シーズンの中国スーパーリーグは新型コロナウイルス感染拡大により、今月中旬の時点で開幕時期や開催方式が正式決定していない。ただ中国メディアの報道によると、大連など国内3都市での集中開催になる可能性があるとのこと。開幕は5月中旬以降にずれ込む見通しだという。中国クラブによる“2軍メンバー”での参戦が波紋を呼ぶ中、中国サッカー界の抱える問題の深刻さがうかがえる。
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