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元清水・北川航也に痛烈皮肉!「練習の世界王者だが…」今夏移籍を現地メディア予想

北川航也 写真:Getty Images

 清水エスパルスに在籍していた日本代表FW北川航也(25)は現在、オーストリア1部の強豪SKラピード・ウィーンで出場機会を得られていない。そんな北川航也の現状を現地メディアが皮肉を交えながら酷評している。

 同選手は清水エスパルスで頭角を現すと、2019年7月にSKラピード・ウィーンへ完全移籍。海外挑戦1年目の2019/20シーズンは左足首靭帯損傷という大怪我によりリーグ戦で6試合の先発出場にとどまると、昨季もポジション争いでおくれをとり、5試合の先発出場にとどまっていた。そして今季はここまでリーグ戦でのスタメン出場がわずか1試合であるほか、今月に入って負傷により戦列を離れている。

 北川航也についてフェルディナント・フェルトホーファー監督は、FWベルンハルト・ツィンマーマン(20)の起用を優先していることが出場機会減少の理由であると先月20日のダービーマッチ直前に説明。そのオーストリア・ウィーンとの直接対決で同選手はベンチ入りしたものの、出番はなかった。

 また、オーストリアメディア『LAOLA1』は先月に「言い訳の時間は終わった。2年以上にわたって目立った活躍のなかったキタガワは、チームを離れなければならないことを理解している。ラピードが150万ユーロ(約1億9700万円)を費やして獲得したわりには明らかに物足りない」と酷評。同選手とラピード・ウィーンの現行契約が2024年6月までであると伝えた上で、今夏退団の可能性に触れている。

 するとオーストリアメディア『abseits』は今月12日、SKラピード・ウィーンのチーム編成に関する特集記事を掲載。北川航也について「トレーニングの世界チャンピオンだが、試合ではほとんどそよ風だ」と揶揄するとともに、今季限りでの退団を予想している。

 なお、北川航也本人は昨年8月に現地メディアのインタビューに応じた際、「僕はここで2年間過ごしてきましたが、(個人として)今シーズンは特に重要な1年になります」と語っていた。海外挑戦1年目での大怪我もあり、本来のパフォーマンスを発揮できない状況が続いている。