日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、今年6月に日本国内での強化試合開催が決まっている。その強化試合では韓国代表と対戦する可能性があったものの、日韓戦実現には至らなかったようだ。12日、韓国メディア『スポーツ京郷』が報じている。
日本サッカー協会(JFA)は先月30日、カタールW杯にむけた強化活動の一環として今年6月2日、6日に「キリンチャレンジカップ2022」を開催すると公式発表。4カ国によるトーナメント形式による「キリンカップサッカー2022」を6月10日と14日に行うことも正式決定している。
ただ、今年6月の代表ウィークにUEFAネーションズリーグが開催されることから、欧州諸国とのマッチメイクは厳しい模様。一方でブラジルメディア『グローボ』はブラジル代表が日本代表と対戦する可能性があると伝えており、森保一監督もこれを認めている。
『スポーツ京郷』の報道によると、大韓サッカー協会(KFA)はJFAに対して今年6月の日韓戦開催を打診していたとのこと。JFAも開催実現に前向きな姿勢を見せていたものの、最終的には合意に至らなかったという。
また日韓戦開催に至らなかった理由として、EAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)が今年7月に控えていることがある。E-1選手権は中国で行われる予定だが、中国国内メディアは新型コロナウイルス感染拡大の影響により中国国内での開催が困難と伝えている。
そのため現時点では開催が不透明となっているが、東アジアサッカー連盟(EAFF)の規定により、E-1選手権参加国同士が大会前後3カ月以内に対戦することが禁止されているという。
なお、日本代表はカタールW杯グループリーグでスペイン、ドイツ、それにニュージーランドとコスタリカによるW杯プレーオフの勝者と対戦することが決定。一方の韓国代表はポルトガル、ウルグアイ、ガーナと対戦する。
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