明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は今月16日からタイ国内でのAFCチャンピオンズリーグ東地区グループステージに臨むが、中国クラブの参加辞退の可能性が高まっているようだ。10日、中国メディア『東網』が伝えている。
ヴィッセル神戸は先月15日開催のACLプレーオフ・メルボルン・ビクトリー戦で延長戦の末に勝利。この結果、グループJで上海海港(中国)、傑志(香港)、チェンライ・ユナイテッド(タイ)と対戦することが決定。今月16日から来月1日にわたりタイ国内でグループステージ6試合を戦うことになっている。
そのヴィッセル神戸は今月16日開催の開幕節で上海海港と対戦する予定となっているが、上海海港はタイ遠征実施の見通しが立っていない模様。上海海港は今月10日にタイにむけて出発する予定だったが、上海での新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期したとのこと。アジアサッカー連盟(AFC)からは試合開催前日の15日までに現地入りすることを特別に許可されているという。
しかし、『東網』は上海海港所属選手の状況について「派遣される選手の一部は現在練習拠点にいる。だが、その他の選手はまだ自宅におり、メンバーがスムーズに組めるかどうか不明だ」と報道。「チームは中国当局からチャーター便運航を許可されておらず、上海での防疫体制も厳しさを増している」と伝えている。
さらに、上海海港所属選手のひとりはACL参加辞退の可能性について「このような状況では奇跡が起こらない限り出発が難しい」とコメントを残しているようだ。
なお、ヴィッセル神戸は10日開催のJ1リーグ第8節・セレッソ大阪戦で0-1と敗戦。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の初陣を勝利で飾れず、リーグ戦10試合連続未勝利となっている。
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