明治安田生命J1リーグ2022シーズンが開幕して2ヶ月弱が経過した。開幕前の期待を上回る順調なクラブもあれば、白星に恵まれずすでに監督交代に踏み切ったクラブもある。
ここではJ1リーグに所属する全クラブを、3月の全日程終了時点の順位順で見てみよう。単純な勝ち負けだけではなく、期待や予算、昨2021シーズンの順位をふまえて「大変よくできました」「よくできました」「まずまずです」「今後に期待です」の4段階評価を加えている。
1位:川崎フロンターレ
- 7試合5勝1分1敗
- 勝ち点16
- 評価「大変よくできました」
昨2021シーズンの王者川崎フロンターレは、今季も好スタートを切った。リーグ2戦目(第9節)で横浜・マリノスに敗れるも、その後は順調に勝ち点を重ねている。MF橘田健人の成長が著しく、すでに中盤に欠かせない存在だ。
2位:横浜F・マリノス
- 7試合3勝3分1敗
- 勝ち点12
- 評価「よくできました」
昨2021シーズンの年間順位と同じく、横浜F・マリノスは2位につける(3月終了時点)。ベガルタ仙台から加わったFW西村拓真が存在感を高め、得点力を維持。勝ちきれない試合もあるが、第4節の北海道コンサドーレ札幌戦(1-1)では終了間際に追い付くなど、粘り強い戦いができている。
3位:鹿島アントラーズ
- 5試合4勝0分1敗
- 勝ち点12
- 評価「大変よくできました」
3月終了時点の順位こそ3位の鹿島アントラーズだが、消化試合数を考慮すると非常に好調な滑り出しといえる。FW上田綺世と鈴木優磨の2トップはリーグ随一の破壊力を備え、開幕前には不安視された守備陣も1試合平均1を下回る失点に留めている。
4位:柏レイソル
- 5試合3勝1分1敗
- 勝ち点10
- 評価「大変よくできました」
クリスティアーノの退団で戦力ダウンが懸念されていた柏レイソルだが、新加入のFWドウグラスやMF小屋松知哉、顕著な成長ぶりをみせているFW細谷真大らの活躍で好調を維持している。また、大南拓磨、高橋祐治、古賀太陽が形成するDFラインの強度は、昨2021シーズンとは見違えるほどに増した。
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