ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属する日本代表MF三笘薫(24)は、先月24日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のオーストラリア戦で2ゴールをマーク。日本代表のW杯本大会出場権獲得に大きく貢献した。そんな三笘薫がサッカーファンから英雄扱いを受けていることに対する自身の思いを語った。2日、ベルギーメディア『HLN』が伝えている。
三笘薫は明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレで活躍すると、昨年8月に東京五輪男子サッカー競技でプレーした後にプレミアリーグのブライトンへ完全移籍。労働許可証が発行されずロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに加わると、昨年10月のハットトリックを皮切りに鮮烈なパフォーマンスを披露。年明けの練習試合で足首を負傷して約1カ月間戦列を離れていたが、先月26日のKASオイペン戦から4試合つづけてピッチに立ち、チームを上位4クラブによるプレーオフ出場へ導いている。
また先月下旬には日本代表に招集されると、24日開催のカタールW杯大会アジア最終予選のオーストラリア戦で2ゴールをマーク。代表チームをW杯本大会出場に導いているほか、29日のベトナム戦でもフル出場している。
そんな三笘薫に対しては、日本国内のサッカーファンから称賛の言葉が数多く寄せられているほか、ユニオン・サン=ジロワーズのサポーターからの支持も得ている。周囲からの評価が高まっていることについて本人は「ゴールできるのは、途中出場の時が多いですね。もちろん、レギュラーとして重要な役割を果たしたいという気持ちはあります」
「自分がヒーローであるということについては、それほど多くの情報は入ってきません。でも、メッセージはどんどん届いていますね」とコメント。日本代表やユニオン・サン=ジロワーズでのレギュラー奪還を目指す姿勢を打ち出すとともに、自身への注目度が高まっていることを徐々に実感していることも明かしている。
さらに同選手はカタールW杯にむけての意気込みを聞かれると「まだ誰が出るのか分からないですよ。もちろん出たいとは思っていますけど、まだメンバーは発表されていません。(日本代表には)いい選手がたくさんいます。ユニオンで自分の力を発揮して、代表メンバーに残れるようにしたいですね」
「日本はそんなに強いチームではありません。グループステージは簡単にはいかないです。ベストな状態で臨まなければいけないということは、誰もが分かっています」と気を引き締めている。
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