元日本代表MF香川真司(33)はシント=トロイデンVV(STVV)で先発出場なしと出場時間は多くないものの、クラブに絶大な効果をもたらしているようだ。1日、ベルギーメディア『DFVF』が伝えている。
同選手は昨年12月18日にギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)の強豪PAOKを退団し、先月10日にSTVVへ正式加入。今月1日に全体トレーニングへ合流しコンディションを上げると、13日開催のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第27節・ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦でデビューしている。その後はリーグ戦4試合つづけて途中出場していたが、今月13日に行われたKRCヘンクとのダービーマッチはコンディション不良により欠場。20日のKベールスホットVA戦で再びピッチに立っている。
そんな香川真司について『DFVF』は「STVVにカガワ効果?日本のスター選手加入以来、負けなし」という見出しで同選手のチームに対する貢献度を紹介。STVVが1月29日開催のシャルルロワSC戦の黒星を最後にリーグ戦7試合連続無敗と好調を維持していることに注目した上で「カガワがSTVVのグラウンドに足を踏み入れて以来、一度も負けていない。この日本人はSTVVでわずか110分しかプレーしていない。だが、カガワの存在と経験が今のところのチームにとって付加価値となっていることは間違いない」と同選手がピッチ外でもチームに好影響を与えているという見解を示した。
なお、STVVはレギュラーシーズン残り2試合の時点で勝ち点45を獲得。来季UEFAヨーロッパリーグ予選出場権をかけたプレーオフ進出圏内の8位KRCヘンクに勝ち点で並んでいる。シーズン前半戦は残留争いを強いられていたSTVVだが、香川真司の加入もあり上昇気流に乗っているようだ。
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