プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララに所属する日本代表MF守田英正(26)には、ポルトガルの強豪スポルティングCPやブンデスリーガのVfBシュツットガルトが強い関心を寄せている。その中、現在スポルティングCPからギリシャ1部のOFIクレタへレンタル移籍中のブラジル人FWルイス・フェリピ(28)が守田英正のクオリティを絶賛した。28日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。
同選手は2020年1月に明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレからCDサンタ・クララへ完全移籍。1月25日に行われたプリメイラリーガ第15節・リオ・アヴェ戦以降、リーグ戦全試合でフル出場。今季もここまでリーグ戦26試合中21試合で先発出場と、監督交代が相次ぐ中でも引き続き中盤の主力として活躍している。
また、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選ではここまで9試合中5試合で先発出場。今月24日開催のオーストラリア戦でも後半途中までピッチに立ち、日本代表のW杯本大会出場権獲得に大きく貢献している。
そんな守田英正の去就を巡っては、今月はじめにスポルティングCPが同選手獲得にむけてCDサンタ・クララとの交渉を進めているとポルトガル紙『O JOGO』が報道。両クラブがすでに交渉入りしている理由として「スポルティングCPは守田英正の獲得レースがより激しくなる前に確保しようとしている。CDサンタ・クララは財政難にあり、早く売却先を確保したいと考えているだろう」と主張していた。
また、CDサンタ・クララが移籍金500万ユーロ(約6億3000万円)を求める中、スポルティングCPは移籍金250万ユーロ(約3億2000万円)にくわえてボーナス最大250万ユーロでオファーを提示したと伝えられているほか、ポルトガル紙『A BOLA』は「モリタはスポルティングCPの2022/23シーズンの補強第一号になる可能性がある」と報じていた。
しかし、今月中旬にクラブ間交渉停滞が伝えられると、23日には日本代表MF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(22)らを擁するVfBシュツットガルトがCDサンタ・クララとの交渉を開始したと、ポルトガル紙『レコルド』が報じている。
その中、守田英正と対戦経験のあるフェリピは「モリタはスポルティングにないものを与えられるかもしれない。彼のプレーはとてもシンプルで客観的だ。ボールを持つことを好み、良いプレーをしようとする。(試合終了間際の)90分まで、まるで前半1分のように我慢してくれるんだ」とコメント。間接的ではあるものの、スポルティングCPに守田英正の獲得を勧めている。
なお、守田英正はCDサンタ・クララとの現行契約を2023年6月まで残している。すでに複数クラブからの関心が伝えられているだけに、今季終了後のステップアップ移籍が期待される。
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