エールディビジ(オランダ1部)のPECズヴォレに所属する日本代表DF中山雄太(25)には、オランダ国内クラブのみならず、セリエA(イタリア1部)からも関心を寄せられているようだ。28日、イタリアメディア『Calcioline』が報じている。
同選手は2019年1月に柏レイソルからPECズヴォレへ完全移籍。2020/21シーズンにレギュラーに定着すると、U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場。今季はここまでリーグ戦27試合中22試合でスタメンに名を連ねている。また、日本代表でもDF長友佑都(35)にかわる左サイドバックの主力選手として期待を寄せられている。
そんな中山雄太の去就を巡っては、PECズヴォレのテクニカルマネージャーを務めるマイク・ウィレムス氏が昨年12月にベルギーメディア『VOETBAL』の取材で「(今年8月に)売り込みがうまくいかなかった。ケネト・パールと中山雄太を売却できなかった。彼らは我々にとって比較的高い価値を持っており、(2022年6月に)契約満了を迎える」
「理想は、来年1月に彼らを売却することで良い値段を受け取ることだ。とにかくオファーが届かなければいけない」とコメント。中山雄太が昨夏の移籍ウィンドウで放出候補に含まれていたことを明かすとともに、引き続き他クラブからのオファーを待つ姿勢を見せていた。しかし、主力センターバックのDFサム・カルステン(23)が長期離脱したこともあり、今年1月に移籍ウィンドウでは残留に落ち着いていた。
その中、『Calcioline』は「トミヤスが去った後、ナカヤマはボローニャの新たな日本人選手となるかもしれない」と報道。ボローニャは守備陣の強化を目指していることを伝えた上で「ボローニャは大金を使うつもりがない。ナカヤマはこれまでで最高の契約となるだろう。すでに他クラブとの契約が可能な選手であるため、契約の準備が整っているのかもしれない」と主張している。
中山雄太については、エールディビジのトゥウェンテが同選手を獲得候補に含めていると今月25日に『VOETBAL』が報じていた。PECズヴォレが2部に降格する可能性が高いだけに、すでに複数クラブが同選手を巡って争奪戦を繰り広げているかもしれない。
コメントランキング