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日本代表・中山雄太にオランダ1部クラブ関心!年俸絡みの問題も…

中山雄太 写真:Getty Images

 エールディビジ(オランダ1部)のPECズヴォレに所属する日本代表DF中山雄太(24)にオランダ国内クラブが関心を寄せているようだ。25日、オランダメディア『VOETBAL Primeur』が伝えている。

 同選手は2019年1月に柏レイソルからPECズヴォレへ完全移籍。2018/19シーズンはエールディビジ(オランダ1部)で4試合の出場にとどまっていたが、昨季は34試合中25試合でスタメンに抜てきされていた。そしてU24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技で5試合に先発出場すると、今季もここまでリーグ戦27試合中22試合で先発出場。チームが最下位に沈む中、守備陣の中心選手として活躍している。

 そんな中山雄太の去就を巡っては、PECズヴォレのテクニカルマネージャーを務めるマイク・ウィレムス氏が昨年12月に『VOETBAL』の取材で「(今年8月に)売り込みがうまくいかなかった。ケネト・パールと中山雄太を売却できなかった。彼らは我々にとって比較的高い価値を持っており、(2022年6月に)契約満了を迎える」

 「理想は、来年1月に彼らを売却することで良い値段を受け取ることだ。とにかくオファーが届かなければいけない」とコメント。中山雄太が昨夏の移籍ウィンドウで放出候補に含まれていたことを明かすとともに、引き続き他クラブからのオファーを待つ姿勢を見せていた。しかし、主力センターバックのDFサム・カルステン(23)が長期離脱したこともあり、今年1月に移籍ウィンドウでは残留に落ち着いていた。

 ただ『VOETBAL Primeur』の報道によると、エールディビジのトゥウェンテが中山雄太を獲得候補に含めているとのこと。すでにクラブ幹部がPECズヴォレ側にコンタクトをとったという。

 また、中山雄太の年俸に関して「ナカヤマはズヴォレで高い給料を受け取っているにちがいない。EU圏外の選手であるため最低金額が設定されている。トゥウェンテはその額に見合うだけの価値があるかどうか検討段階にある」と報道。移籍金こそ発生しないものの、同選手獲得の可否が年俸額に左右される可能性があると主張している。

 なお、トゥウェンテは今季ここまでリーグ戦27試合を終えて勝ち点54を獲得。来季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグの予選出場圏内である3位フェイエノールトを1ポイント差で追っている。日本代表の左サイドバックでDF長友佑都(35)の後継者として期待を寄せられる中山雄太だが、今季終了後にオランダ国内で新天地を求めることになるのだろうか。