日本代表MF久保建英(20)はRCDマジョルカでのレンタル期間終了後にレアル・マドリードへ復帰する可能性が取りざたされていたが、ここにきてRCDマジョルカへ完全移籍する可能性が浮上しているようだ。20日、スペインメディア『Fichajes』が伝えている。
同選手は昨年の東京五輪男子サッカー競技終了後、レアル・マドリードからRCDマヨルカへ1年レンタルにより再加入。一時負傷により戦列を離れていたが、昨年12月に復帰するとコンスタントに先発起用されている。
また、今月14日開催のラ・リーガ第28節・レアル・マドリード戦でも先発出場。いつもとは異なる左サイドでのプレーだったが、細かなボールタッチやドリブル突破で強豪相手に本来のパフォーマンスを発揮していた。
そんな久保建英の去就についてはレアル・マドリードの専門サイト『デフェンサ・セントラル』は今月12日、レアル・マドリードがウェールズ代表FWガレス・ベイル(32)の後釜として久保建英を来季の構想に含めていると報道。近日中にもクラブ幹部が選手サイドとの会談を行う可能性があると伝えていた。
そして久保建英本人もスペイン紙『マルカ』のインタビューのインタビューに応じた際、自身の今後について「このまま進歩し続けて、レアル・マドリードの一員になることですね」とレアル・マドリード復帰を望んでいることを明かしていた。
しかし『Fichajes』の報道によると、RCDマジョルカが完全移籍による久保建英の獲得に動いているとのこと。複数クラブが関心を寄せる中、今後数週間以内にレアル・マドリードに対して正式オファーを提示するものとみられる。
また、『Fichajes』は移籍金額を「1000万ユーロ(約13億2000万円)から1500万ユーロ(約19億7000万円)」と予想。選手の保有権については50%をRCDマジョルカが保有し、残り50%をレアル・マドリードが引き続き持つ形になると伝えている。
さらにRCDマジョルカが完全移籍による久保建英の獲得を実現するための条件として、ラ・リーガ残留があると主張。RCDマジョルカは20日開催のラ・リーガ第29節・エスパニョール戦で0-1と敗れており、2部降格圏内の18位に転落。残留圏内の17位カディスとは1ポイント差であるものの、直近のリーグ戦で6連敗と苦境に立たされている。
日本国内では久保建英のレアル・マドリード復帰を望む声が上がっているが、どうやらレアル・マドリードを完全移籍により退団するというシナリオも描かれているようだ。
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