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冨安健洋の復帰時期に余裕も!リバプール戦欠場も現地専門家「贅沢なことに…」

冨安健洋 写真:Getty Images

 アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(23)は負傷により約2カ月間戦列を離れている。そんな冨安健洋については、現地から復帰を急ぐ必要性がないという声が上がっているようだ。16日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。

 同選手は昨年8月31日にボローニャからアーセナルへ完全移籍。9月11日開催のプレミアリーグ第4節・ノリッジ・シティ戦でデビューすると、すぐに右サイドバックのレギュラーに定着。リーグ戦16試合で先発出場していたが、1月20日開催のカラバオカップ(イングランドのリーグカップ戦)準決勝2ndレグ・リバプール戦で右ふくらはぎを負傷していた。

 その後、先月19日開催のプレミアリーグ第26節・ブレントフォード戦でベンチ入り。復帰間近と伝えられていたが、トレーニング中に左ふくらはぎに違和感を抱えたことにより再離脱を強いられていた。

 そんな冨安健洋について、アーセナルのミケル・アルテタ監督は今週中にも全体トレーニングに復帰する可能性があることを示唆。ただ、今月16日開催のプレミアリーグ第27節・リバプール戦ではベンチ外となっている。

 その中、プレミアリーグの負傷専門家であるベン・ディネリー氏は『フットボール・インサイダー』の取材に対して「(アーセナルの)アルテタ監督は今、素晴らしい状態にある。(リバプール戦前の時点で)プレミアリーグ5連勝中であり、直近の11試合中9試合に勝利している」

 「セドリック・ソアレスはファーストチョイスではないけれど、あそこで仕事ができているんだ。勝っている間、アルテタはトミヤスの早期復帰を緩和することができる。贅沢なことだよ」とコメント。冨安健洋の復帰を急ぐ必要がないと主張している。

 なお、冨安健洋は今月下旬に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合の日本代表メンバーから外れている。バックアッパー1番手であるポルトガル代表DFセドリック・ソアレス(30)からレギュラーポジションを奪われる可能性があるとはいえ、今月の代表ウィーク終了後での復帰を目指すことになりそうだ。