Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸リンコンの粋な計らいが話題!ACLプレーオフ決勝弾で試合後に…

リンコン 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は15日夜、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフでメルボルン・ビクトリーを延長戦の末に4-3で下した。その中、元U20ブラジル人FWリンコン(21)が試合後にとった行動がSNSで話題を呼んでいる。

 ヴィッセル神戸はJ1リーグで3分3敗と苦戦を強いられる中、ホームの御崎公園球技場(ノエビアスタジアム神戸)でメルボルン・ビクトリーと対戦。6分に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)のゴールで先制するもののすぐに同点に追いつかれ、71分に勝ち越しゴールを許す。その後、日本代表FW大迫勇也(31)が立て続けにゴールネットを揺らして勝ち越しに成功するが、90分に同点に追いつかれて延長戦に突入する。

 すると延長前半の95分、ペナルティエリア手前にいたイニエスタからのパスにMF汰木康也(26)が反応。ゴールマウス左側からワンタッチで中央へ折り返すと、これをリンコンが左足で押し込んで勝ち越しに成功。ヴィッセル神戸はメルボルン・ビクトリーの反撃を凌いで見事ACLグループステージ出場を決めた。

 そんなリンコンは試合後、チームメイトとともにスタンドから応援していたファンに挨拶を行っていたのだが、ゴール裏にいた少女に自身の着用ユニフォームを渡したのだ。この時のシーンがSNSで拡散されると、リンコン本人も引用リツイートをした上でハートの絵文字を交えたメッセージを送っている。

 なおヴィッセル神戸はメルボルン・ビクトリー戦での勝利により、グループJで中国スーパーリーグの上海海港、香港の傑志、そしてタイ・リーグ1のチェンライ・ユナイテッドと対戦することが決まっている。