日本代表MF中島翔哉(27)やGK中村航輔(26)、元湘南ベルマーレFWウェリントン・ジュニオール(28)らを擁するポルティモネンセは、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)屈指の強豪クラブ相手にクラブ史に残る「シーズンダブル」を達成することができなかった。
ポルティモネンセは今季序盤に勝ち点を積み重ねると、昨年10月3日開催のプリメイラリーガ第8節・ベンフィカ戦ではホームチームの猛攻に遭ったものの、ブラジル人GKサムエル(27)がファインセーブを連発。66分にDFルーカス(27)のゴールで先制すると、1点のリードを最後まで守り抜き大金星をあげていた。
そんなポルティモネンセは昨年12月中旬以降リーグ戦で6分4敗と勝利から見放される中、5日にホームでベンフィカと対戦。前線2トップでウェリントン・ジュニオールと中島翔哉が先発出場すると25分、自陣でボールを奪ったMFカルリーニョスが相手DFの背後に抜け出したウェリントン・ジュニオールへスルーパスを供給。ウェリントン・ジュニオールが相手GKとの1対1の局面で冷静に流し込み、ポルティモネンセに先制点をもたらす。
しかし、ポルティモネンセは前半終了間際の45+7分にDFアレハンドロ・グリマルド(26)のゴールで同点に追いつかれると、後半開始早々の50分にも失点。71分にはウェリントン・ジュニオールや中島翔哉をベンチへ下げて元浦和レッズFWファブリシオ(31)らを投入し局面の打開を図ったものの、防戦一方の展開となり1-2と敗れている。
この黒星によりポルティモネンセは対ベンフィカ戦の通算対戦成績が2勝3分9敗となっている。2010/11シーズンの初対戦以降、初めてリーグ戦で2試合ともに勝利するシーズンダブルの可能性があったものの、ベンフィカに地力の差を見せつけられた格好だ。
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