横浜F・マリノスから蔚山現代へレンタル移籍している元日本代表MF天野純(30)が、Kリーグ1(韓国1部)第2節終了後に早くも個人タイトルを獲得した。28日、韓国紙『朝鮮日報』が伝えている。
同選手は今月20日のKリーグ1開幕節・金泉尚武FC戦でいきなり先発出場し、後半途中までプレー。そして26日の第2節・城南FC戦でもスタメン出場すると、0-0で迎えた47分にコーナーキックからのこぼれ球をボレーであわせて移籍後初ゴールを奪取。その後も自身のプレーから城南FC2選手の退場を誘発する。さらに82分にはペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これを自ら沈めて追加点を奪うと、最後までピッチ立ち続けてチームの勝利に貢献した。
そんな天野純に対しては、『フットボリスト』をはじめ韓国国内メディアがこぞって称賛していたほか、ホン・ミョンボ監督からも高い評価を受けていた。その中『朝鮮日報』は、天野純がKリーグ1第2節のMVPに選出されたと報道。同選手はベストイレブンにも名を連ねているほか、蔚山現代も最優秀クラブに輝いている。
蔚山現代は生粋のストライカーが不在の中、城南FC戦ではサイドアタッカーであるジョージア代表FWヴァレリ・カザイシュヴィリ(29)を1トップのポジションで起用。カザイシュヴィリのサイドに流れる動きにより、中央で天野純がボールを持って相手守備陣に脅威を与えている。
今後、かつて浦和レッズやアルビレックス新潟、ガイナーレ鳥取でプレーしていたブラジル人FWレオナルド(24)の1トップ起用が予想される中、レオナルドと天野純のコンビネーションにも注目が集まる。
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