日本代表DF板倉滉(25)はマンチェスター・シティからの1年レンタルにより、昨年8月から2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のシャルケでプレーしており、今夏残留を望んでいる。しかし、日本代表FW古橋亨梧(27)ら日本人選手4名を抱えるセルティックが今季終了後に板倉滉の獲得に乗り出すかもしれない。24日、英紙『デイリーレコード』が伝えている。
板倉滉は東京五輪終了後の昨年8月19日にマンチェスター・シティからシャルケへレンタル移籍。2日後の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦でデビューすると、第5節・フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦以降は全19試合でスタメン出場している。また、先月には日本代表に再び招集されると、中国戦とサウジアラビア戦でいずれもフル出場して勝利に貢献していた。
マンチェスター・シティとシャルケの取引では450万ユーロ(約6億円)の買い取りオプションが盛り込まれているものの、シャルケは今季ブンデスリーガ復帰を果たした場合にのみオプションを行使する可能性が高いと見られている。
また、板倉滉本人はドイツのスポーツ専門誌『シュポルト・ビルト』のインタビューで「ここの居心地は良いですし、長い期間シャルケでプレーしたいと思っています。ただ、僕ひとりの決断で決められることではないですね」とコメント。シャルケ残留を望んでいるものの、現時点では来季以降の去就が不透明であることを明かしている。
その中、『デイリーレコード』はセルティックが昨夏につづき、シャルケへの1年レンタル終了のタイミングで再び板倉滉の獲得に乗り出すと主張。シャルケのルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)は昨年9月に「我々はマンチェスター・シティから彼を獲得することを望んでいた。だが、多くの我慢が必要だった」
「セルティックは1年間彼を追いかけてサインを交わそうと必死だったが、我々は何とか彼らを打ち負かした。東京オリンピックが終わるまで取引を完了させることができなかったし、我々はその時を待ち続けるしかなかった」とセルティックと板倉滉の争奪戦を展開していたことを告白。『デイリーレコード』はこのシャルケSDの言葉を引用した上で、セルティック移籍の実現可能性に触れている。
なお、セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は今月11日にスコットランド・グラスゴーの地元紙『ザ・ヘラルド』のインタビューに応じると、今季終了後の補強戦略について「過去2回の移籍ウィンドウのように大きな再建にはならないことは確かだ。それは間違いない」とコメント。その上で主力選手が退団した場合に代替選手の獲得に動く可能性があることを明かしている。
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