明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプロデビューし、現在オーストリア1部のLASKリンツに所属するFW中村敬斗(21)は、現地で高い評価を得ているようだ。11日、イギリスメディア『スカイスポーツ』のオーストリア版が伝えている。
同選手は2018シーズン開幕戦で17歳ながらもJ1リーグデビューを果たすと、2019年7月にはエールディビジ(オランダ1部)のトゥウェンテへ期限付き移籍。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV、オーストリア2部のFCジュニアーズOÖへのレンタル移籍をへて、昨年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍により加入していた。
今シーズン序盤に出番の少なかった中村敬斗だが、昨年11月4日開催のUECLグループステージ第4節・アラシュケルト戦で欧州カップ戦初先発ながらも2ゴールをマーク。そして複数選手が新型コロナウイルス陽性で離脱する中、11月7日開催のオーストリア・ブンデスリーガ第14節・ティロル戦でもゴールをあげると、以降はオーストリア代表FWトーマス・ゴイギンガー(28)らとのポジション争いを演じながらも毎試合ピッチに立っている。
そんな中村敬斗について、『スカイスポーツ』はチーム全体の分析を行った際に「特筆すべき新星」として紹介。「中村敬斗はいつも秋になると見せ場を作ってきた。このペースのまま成長すれば、トップパフォーマーとして花開けるだろう」と評価している。
なお、LASKリンツはリーグ戦18試合を終えて勝ち点20の獲得にとどまっており、12クラブ中9位に沈んでいる。レギュラーシーズンも残り4試合となる中、7位以下の6クラブによる降格プレーオフ出場回避にむけて中村敬斗の力が必要になるはずだ。
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