明治安田生命J1リーグのFC東京でプレーしていたFW田川亨介(22)は、日本代表MF守田英正(26)を擁するCDサンタ・クララへ期限付き移籍している。その田川亨介は来月1日にも新天地デビューする可能性があるようだ。29日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。
同選手は、2017シーズンにサガン鳥栖でトップチームに昇格。プロ1年目からJ1リーグで24試合に出場するなど頭角を現すと、2018シーズン終了後にFC東京へ完全移籍。2019シーズンはJ1リーグで11試合の出場にとどまっていたが、2021シーズンは30試合に出場して5ゴールをマーク。東京五輪に臨むU24日本代表候補に名乗りをあげるなど成長する中、今月18日にCDサンタ・クララへ1年半レンタルにより加入することが正式決定している。
そんな田川亨介はすでにチームに合流。今月26日開催のタッサ・ダ・リーガ(ポルトガル国内カップ戦)準決勝・スポルティングCP戦では移籍後初めてベンチ入りしたものの出番はなく、チームも1-2と敗れていた。
しかし、この一戦では先発出場していたFWルイ・コスタ(25)が64分に一発退場。来月1日開催のプリメイラリーガ第20節・ボアヴィスタ戦で出場停止となった。その中、『A BOLA』はCDサンタ・クララのマリオ・シルバ監督がチーム内の絶対的ストライカーを欠くことにより、田川亨介をスタメンに抜てきする可能性があると主張している。
なお、CDサンタ・クララは今季すでに2度の監督交代を行っているが、直近のリーグ戦5試合では3勝1分1敗と復調の兆しを見せている。海外初挑戦を果たした田川亨介だが、いきなり思わぬ形でチャンスが巡って来そうだ。
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