かつて浦和レッズやアルビレックス新潟、ガイナーレ鳥取でプレーしていたブラジル人FWレオナルド(24)が、韓国国内クラブへの移籍に迫っているかもしれない。
同選手はガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟で2桁ゴールをあげると2020年に浦和レッズへ加入。前線に必要不可欠な存在としてJ1リーグの舞台でも2桁得点をマークしていた。そして、昨年2月には浦和レッズから山東泰山へ完全移籍するものの、わずか半年で構想外となり、7月末に河北足球倶楽部へレンタルにより加入している。
その河北では、リーグ戦中断を迎える8月中旬まで全6試合に出場。中断時期である今年9月に給与未払い問題を抱えていることが発覚し、外国籍選手をはじめ主力選手が公式戦でプレーを拒否したと伝えられていた。しかし、レオナルドは昨年12月12日のリーグ戦再開以降、8試合中6試合でフル出場。今月4日に中国スーパーリーグの全日程を終えた。
そんなレオナルドは、昨年12月にプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセへ移籍する可能性が噂されていたが、本人はSNSでこれを否定。また、年明けにはブラジルメディア『iG Esporte』のインタビューで「いつかブラジルに戻りたいね。もし神様が許してくれるならば、今までプレーしたことのあるクラブでもう一度プレーして、そのクラブの偉大さを実感してみたいね」とコメント。再びJリーグ復帰に対する思いを明かしていた。
しかし、韓国紙『スポーツソウル』は24日、Kリーグ1(韓国1部)の蔚山現代が1年レンタルによるレオナルド獲得で山東泰山と合意に達したと報道。レオナルド本人も蔚山現代移籍を決断していると伝えられていた。
その中、レオナルドは28日にSNSを更新。河北在籍時のプレーがまとめられた動画をアップするとともに「新たな空気を吸う時だ…中国での経験はとてもやりがいのあるものだったし、もっと良くなることが多かった…2022年もたくさんのゴールを決めて、みんなに喜びを与えられるような年にしたいね!」と投稿。中国スーパーリーグの舞台から離れることを示唆している。
なお、蔚山現代はドイツにスカウト陣を派遣していたものの、ブンデスリーガでプレーするストライカーの獲得に失敗。その後はウクライナ1部の強豪シャフタール・ドネツクに所属するウクライナ代表FWジュニオール・モラエス(34)に獲得に向かったものの、クラブ間交渉が決裂していた。
また、2021シーズンの後半戦でレギュラーに定着していた身長193cmのU23韓国代表FWオ・セフン(23)は、清水エスパルスへの移籍がほぼ確実となっている。
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