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京都ウタカ「Jリーグは意外にも…」日本人選手に対する印象も告白

オーデンセBK在籍時のピーター・ウタカ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの京都サンガに所属する元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカ(37)は、すでに2022シーズンも京都サンガでプレーすることが決まっている。そのウタカがJリーグのレベルに高さについて語った。

 同選手は2015年2月に中国スーパーリーグの北京国安から清水エスパルスへ完全移籍すると、サンフレッチェ広島やFC東京、デンマーク2部のヴェイレBK、徳島ヴォルティス、ヴァンフォーレ甲府と渡り歩く。そして、2019年12月にヴァンフォーレ甲府から京都サンガへ完全移籍。移籍1年目の2020シーズンにJ2リーグで22ゴールをあげると、2021シーズンもリーグ戦40試合に出場して21ゴールをマーク。攻撃陣の主力としての役割を果たし、見事クラブをJ1昇格に導いている。

 そんなウタカは、昨年10月にデンマークメディア『bold』の取材に応じた際、Jリーグに対する印象について「日本はとても特別な場所だ。サッカーがとても上手で、チームスピリットに満ち溢れている。これまでプレーしてきた他の場所と同じように、(日本の環境に)慣れている。日本でのプレーを楽しんでいるよ」と語っている。

 また、日本とデンマークのサッカーの違いについては「意外にも(Jリーグの)レベルはかなり高い。特に技術面で優れているよ。デンマークでプレーしていたときほどフィジカルはそこまでだけど、テクニックやポゼッションはJリーグの方がはるかに上だ。リーグによって違いはあるね」

 「デンマークではよりフィジカル面で求められるサッカーだったし、パスやロングボールが多かった。日本では、ビルドアップをしてからゴールを狙うサッカーをするね。日本人選手は技術面でとても優れているし、組織的で規律正しいよ」とコメントを残した。

 ヴァンフォーレ甲府在籍時の2019年から3シーズンつづけてJ2リーグで20ゴール以上をあげたウタカが、5年ぶりとなるJ1リーグの舞台で本来のパフォーマンスを発揮できるか注目が集まる。