明治安田生命J2リーグのヴァンフォーレ甲府は昨年12月31日、ブラジル人FWパウロ・バイヤ(22)が期限付き移籍期間満了により退団したことを公式発表している。そのパウロ・バイヤは、ブラジル国内でステップアップ移籍を果たす可能性があるようだ。7日、ブラジルメディア『catve』が伝えている。
身長184cmをほこる同選手は、2019年にFCカスカヴェウのトップチームに昇格。2020シーズンにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエD(ブラジル4部相当)で7ゴールをあげると、昨年2月にヴァンフォーレ甲府へ1年レンタルにより加入。5月1日開催のJ1リーグ第11節・ツエーゲン金沢戦でデビューしていた。
また、6月9日の天皇杯2回戦・福井ユナイテッド戦では来日後初ゴールをマーク。しかし、リーグ戦では6試合の途中出場と出番が少なく、9月4日の第28節・京都サンガ戦を最後にベンチ入りすることはなかった。
『catve』の報道によると、パウロ・バイヤにはすでにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)やセリエB(ブラジル2部)の複数クラブからレンタルによるオファーが届いているとのこと。また、FCカスカヴェウとの現行契約は2023年まで残っているものの、クラブ幹部も放出を同選手の放出を覚悟しているという。
なお、パウロ・バイヤはヴァンフォーレ甲府退団について「2021年シーズンは僕のサッカー人生において大きな経験と素晴らしい思いになりました。ヴァンフォーレ甲府のサポーターの皆様・チームとクラブ関係者に心から感謝します。これからもずっと、ヴァンフォーレ甲府の成功を応援し続けます。本当にありがとうございました」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残していた。
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