
シャルケに所属する日本代表DF板倉滉(24)は、守備陣の中心選手としてチームを支えている。その中、シャルケのルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)が、同選手の買い取りオプション行使の可能性に言及した。24日、ドイツ紙『WAZ』が伝えている。
板倉滉は東京五輪終了後の8月19日にマンチェスター・シティからシャルケへレンタル移籍。2日後の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦でデビューすると、8月28日開催の第5節・フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦以降は全14試合でスタメンに抜てきされている。また、今月18日に行われた第18節・ハンブルガーSV戦では2試合連続となるゴールをマーク。チームに貴重な勝ち点1をもたらしている。
そんな板倉滉の取引については、シャルケがマンチェスター・シティにレンタル料50万ユーロ(約6700万円)を支払っている。また、買い取りオプションは450万ユーロ(約6億円)に設定されていると伝えられている。
その中、シュレーダーSDは『WAZ』のインタビューに対応。買い取りオプション行使の可能性について「あらゆる手段を検討している。ただ、我々は金持ちのクラブではないので、(クラブの財政面において)ある一定の範囲を超えることはしない」とコメントを残すなど、あくまでもブンデスリーガ復帰を果たした場合にのみ、完全獲得に踏み切る方針を示している。
なお、シャルケはリーグ戦18試合を終えた時点で9勝3分6敗、勝ち点30を獲得。首位のザンクト・パウリを6ポイント差で追っているほか、ブンデスリーガ自動昇格圏内の2位ダルムシュタットとは5ポイント差となっている。
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