浦和レッズに所属する元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)は22日、デンマークメディア『TIPSBLADET』に対して、Jリーグや浦和レッズに対する印象を語った。
同選手は今年4月にエリテセリエン(ノルウェー1部)のFKボデ/グリムトから浦和レッズへ完全移籍により加入。5月5日開催のYBCルヴァンカップ・グループステージ第5節・柏レイソルでデビューすると、いきなりゴールをマーク。チームの得点源として周囲から信頼を寄せられると、シーズン終盤にコンディション不良に悩まされたものの、リーグ戦15試合の先発出場で9ゴールと結果を残している。
また、今月19日に行われた天皇杯決勝・大分トリニータ戦ではスタメンに抜てきされると、後半途中までプレー。ゴールこそあげられなかったものの、浦和レッズの天皇杯優勝に大きく貢献していた。
そんなユンカーは今週なかばにデンマークへ帰国すると、現地メディアのインタビューに対応。「みんな知っているとは思うけど、浦和レッズはここ数年間にわたり結果を残せていなかった。それでも、毎試合たくさんのサポーターが(スタジアムに)来てくれるね」と浦和レッズサポーターの熱狂ぶりに触れる。
そして、Jリーグのレベルについて質問を受けると「ホームで最下位のチームと対戦する時でも、今ならハットトリックができるかもしれないと思ったら、彼らはそれを狙ってくる。相手は1メートルも譲らない。だから、他のクラブは僕たちとの対戦で問題を引き起こしたいと思っているし、そのような標的になるクラブのひとつであることは明らかだ」とコメント。1シーズンプレーしてみて難しさを感じたことを明かしている。
なお、ユンカーの去就を巡っては、リーグアンのナントやイタリア国内クラブが関心を寄せていると、今月20日にデンマークメディア『Bold』が報道。ただ、同選手の代理人は浦和レッズとの契約延長を優先する姿勢を崩さないものとみられる。
コメントランキング