明治安田生命J1リーグの浦和レッズは19日、天皇杯決勝で大分トリニータを下してタイトルを獲得した。その中、浦和レッズのサポーターから届いたメッセージに対する西野努TD(テクニカルダイレクター)の反応が話題を呼んでいる。
現在50歳の西野努氏は、神戸大学卒業後の1993年に浦和レッズに入団すると、2001シーズンまで9年間にわたりプレー。1999シーズンにはJ1リーグでわずか9試合の出場にとどまり、チームもJ2降格となったが、翌2000シーズンにはJ2リーグで27試合に出場し、1年でのJ1復帰を果たしている。そして引退後も浦和レッズとの関わりを持ち続けると、2019年11月に浦和レッズTDに就任していた。
そんな西野努氏は今季、元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)や元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(28)、日本代表DF酒井宏樹(31)などの獲得に尽力。編成面でリカルド・ロドリゲス監督率いるチームをバックアップしている。
ここ2年間にわたりタイトルとは縁のなかった浦和レッズは、名古屋グランパスやヴィッセル神戸、鹿島アントラーズなどと上位争いを繰り広げ、J1リーグ6位でフィニッシュ。天皇杯では今月12日に行われた準決勝でセレッソ大阪を2-0で下すと、19日開催の決勝・大分トリニータ戦では元日本代表DF槙野智章(34)の劇的な決勝ゴールにより2-1と勝利。2018シーズンの天皇杯以来となるタイトル獲得を成し遂げるとともに、来季AFCチャンピオンズリーグ出場を決めている。
天皇杯優勝後、西野努氏のもとには多くの浦和レッズサポーターから祝福や感謝の言葉がSNSを通じて届いているが、とあるサポーターから「浦和現役時代散々叩かれたのに、ここまで熱く浦和を率いてくれて結果を出している西野TDには感謝しかない!」というメッセージが届いている。
これに対して、同氏は「歴史をどう評価するかは、人それぞれ。僕自身、レッズの歴史の一部であることは事実。『さんざん叩かれた』とはおもってない。常に愛ある激励だったし、それがあったから、こうして戻ってきた」と投稿。サポーターからも「頼もしすぎる!」、「感謝しかない」、「どこまでもついていく!」というコメントが寄せられている。
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