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C大阪合流は来季開幕直前!?タガートがW杯最終予選で復帰か

アダム・タガート(写真右) 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するオーストラリア代表FWアダム・タガート(28)は、来年1月末に控えるFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選・ベトナム戦での復帰を目指していることを明かした。15日、オーストラリアメディア『FTBL』が伝えている。

 同選手は昨年12月に水原三星からセレッソ大阪へ完全移籍。セレッソ大阪では元日本代表FW大久保嘉人(39)がレギュラーに定着していたほか、FW加藤陸次樹(24)の台頭もあり、東京五輪開催による中断期間直前まで出場機会を得られなかった。その後、8月9日に行われたJ1リーグ第23節・ベガルタ仙台戦からリーグ戦5試合連続で先発出場するなど徐々に出番を増やしていたが、10月27日開催の天皇杯準々決勝・名古屋グランパス戦で左ヒザ前十字じん帯を損傷。先月8日に母国オーストラリアで手術を行い、全治2か月と診断されている。

 そんなタガートは現在、オーストラリアのパースでオーストラリア代表のフィットネススタッフとともに、コンディション回復に努めているが、復帰時期について「1月に復帰できるようにしたい。アーニー(グラハム・アーノルド豪州代表監督)が何を考えているかによるけど、できる限り準備はしておくよ」

 「今、調子が上がってきているので、その頃にはかなりフィットしているはずだ。何が起ころうとも、準備はできているつもりだよ」とコメント。コンディションの回復具合に一定の手応えをつかんでいることを明かしている。

 オーストラリア代表は先月11日、カタールW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦で0-0のドローに終わると、その後の中国戦でも1-1と引き分け。この結果、6試合を終えて首位・サウジアラビアから5ポイント差、2位・日本から1ポイント差の3位となっている。

 その中、来年1月27日にはメルボルンにベトナム代表を迎え撃つほか、2月1日には敵地でオマーンとの一戦に臨む。そのため、タガートはセレッソ大阪に残留する場合、日本再入国の際に2週間の隔離期間が設けられていることを踏まえると、J1リーグ開幕直前の2月中旬に合流することが想定される。