ギリシャの強豪PAOKテッサロニキに所属する元日本代表MF香川真司(32)は、PAOK退団間近に迫っているようだ。14日、ギリシャメディア『politic』をはじめ複数のギリシャメディアが一斉に報じている。
香川真司は今年1月にPAOKへ加入すると、今夏に移籍が噂された中で残留。しかし、9月12日開催のギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)開幕節・PASヤニナ戦で先発出場した際、60分に迎えた決定機でシュートを外すと、直後の61分に途中交代。PAOKは格下相手に0-1と敗れ、試合後には現地メディアが同選手のパフォーマンスに厳しい評価を下していた。
その後、同選手はトレーニングに参加しているものの、外国籍選手枠の兼ね合いもあり、11月7日開催のギリシャ・スーパーリーグ第9節・パナシナイコス戦をのぞき全試合でベンチ外に。PAOKとの契約を来年6月まで残しているものの、すでにラズバン・ルチェスク監督の構想から外れており、今冬移籍の可能性が以前から伝えられていた。
その中、『politic』は「カガワは1月に別れを告げる」という見出しのもと、香川真司の現状を説明。PAOKが今冬の移籍期間中に外国籍選手枠に空きを設けるためにも、同選手の放出に踏み切ると主張。来年1月の退団が既定路線となっているようだ。
なお、ギリシャ国内の複数メディアは先月、香川真司がセレッソ大阪に復帰する可能性について「セレッソ大阪がフリーでの獲得を望んでいるため、PAOKが少額の移籍金を要求する場合には獲得を諦める可能性がある」と報道。また、選手サイドはJリーグ復帰ではなく、メジャーリーグサッカー(MLS)挑戦を望んでいるという見解を示していた。
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